3月15日からは七十二候の一つ、啓蟄・末候『菜虫化蝶 なむしちょうとなる』です。
厳しい冬をサナギとなって越冬し、暖かい春に羽化した蝶が舞い飛ぶ頃。
春の日差しを浴びて、ひらひらと美しく舞う姿は、春の象徴とされています。
「なむし」とは、菜の花やダイコン、カブ、ハクサイなどの葉につくモンシロチョウの幼虫、青虫のことをいいます。
成虫になってからの寿命は季節や雄雌によって異なりますが、平均的には2週間ほどだそうです。短いですね。。。
そんなモンシロチョウを見ると、幼い日の苦い出来事を思い出します。
小学校2年の春、室内に迷い込んだモンシロチョウをかわいそうに思い、虫網でなんとか逃がそうとしました。
ところが、虫網と天井の間に挟んでしまい、動かない。
大空で再び舞い、家族のもとに戻っていく姿をイメージしていたのに。。。
自分のしたことに後悔と懺悔。泣きながら、チョウを土に埋め、お墓をつくりました。
そんな苦い思い出のあるモンシロチョウと春。
大人になっても、運転中にひらひら舞ってくる彼らを見るとヒヤヒヤします。
春に舞う蝶をたくさん見かけたら、春もなかば
花粉症や黄砂も気になる季節、皆様体調を崩されませんように。
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